エアコンの標準工事とは?作業内容と追加料金がかかる条件

エアコン取り付けの標準工事の基本料金の範囲と追加工事について解説

エアコンの販売ページや工事料金表では、「標準工事込み」「標準取付工事費」といった表記がよく使われています。

しかし、標準工事に含まれる作業や、表示された基本料金だけで取り付けられる条件は、施工業者によって異なります。

そのため、「工事費込みの商品を買ったのに追加料金がかかった。」「配管やコンセントの工事が別料金だと知らなかった。」といった行き違いを防ぐには、標準工事の範囲を事前に確認することが大切です。

本記事では、エアコンの標準工事に含まれる作業、標準工事だけで取り付けられる条件、追加料金が発生する主なケースを解説いたします。

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本記事を読むと分かること
  1. エアコンの標準工事に含まれる作業と基本料金の範囲
  2. 標準工事だけで取り付けられる設置条件
  3. 配管延長や電気工事などで追加料金が発生するケース

目次

エアコンの標準工事とは

エアコンの標準工事とは、一般的な設置環境でエアコンを取り付けるために設定された基本工事の範囲です。

室内機と室外機を取り付け、冷媒配管やドレンホース、電線を接続し、試運転できる状態にするまでの基本作業が中心になります。

ただし、「標準」という名称であっても、全国共通の統一された工事内容が決められているわけではありません。

施工業者や販売店ごとに、配管の長さ、穴あけ、部材、取り外し、リサイクルなどの扱いが異なります。

標準工事の範囲は施工業者によって異なる

一般的には、配管が4m以内、室外機を地面やベランダへ置く、機種に合った専用コンセントがある、といった条件が標準工事の目安になります。

一方、壁への穴あけを標準工事に含む業者もあれば、既存の配管穴があることを条件にしている業者もあります。

既存エアコンの取り外しやリサイクル費についても、基本料金に含まれる場合と別料金の場合があります。

料金を比較するときは、標準工事費の金額だけでなく、「標準工事には何が含まれているか。」「どの作業が追加料金になるか。」を確認しましょう。

新規取付と交換では標準工事の内容が異なる

新規取付は、エアコンが設置されていない場所へ室内機と室外機を取り付ける工事です。

交換は、既存のエアコンを取り外してから新しいエアコンを設置するため、新規取付の作業に加えて、取り外しやリサイクルが必要になります。

エアコン取付特急便では、新規取付と交換で標準工事料金を分けています。

交換の標準工事費には、既存機器の取り外しとリサイクル費も含まれます。

標準工事だけでエアコンを取り付けられる5つの条件

エアコン取付特急便では、次の設置条件に収まる場合を標準工事の目安としています。

エアコン取付特急便の標準工事料金と作業内容の詳細はこちらをご覧ください。

標準工事で対応しやすい5条件
配管を通すための穴が開いている
冷媒配管とドレンホースが4m以内に収まる
室外機を床またはベランダへ置き、プラロックで固定できる
機種に合ったエアコン専用コンセントがある
配管をテープ巻きで仕上げる

配管を通すための穴が開いている

室内機と室外機を繋ぐ冷媒配管、ドレンホース、電線を屋外へ通すためには、壁に配管穴が必要です。

エアコン取付特急便では、すでに配管用の穴が貫通しており、新たな穴あけが必要ない状態を標準工事の条件としています。

配管穴があっても、配管が壁や天井の内部を通る隠蔽配管の場合は、通常の露出配管より作業が複雑になるため追加工事になります。

冷媒配管とドレンホースが4m以内に収まる

室内機と室外機の間には、冷媒配管、電線、ドレンホースなどを通します。

エアコン取付特急便の標準工事には4m以内の配管が含まれ、4mを超える場合は1mにつき4,400円(税込)の配管延長費がかかります。

室内機を2階、室外機を1階へ置く場合や、室外機を室内機から離れた場所へ設置する場合は、配管が長くなりやすいため注意しましょう。

室外機を床またはベランダへ置ける

室外機を地面やベランダの床面へ置き、プラロックと呼ばれる置き台で固定できる場合は、標準工事で対応しやすくなります。

壁掛け、二段置き、天吊り、サービスバルコニーなどの設置方法では、専用架台や高所作業が必要になるため、追加料金が発生します。

エアコン取付特急便では、床置きとベランダ置きは追加工事費が発生せず、屋根置きには対応していません。

機種に合ったエアコン専用コンセントがある

エアコンは消費電力が大きいため、専用回路のコンセントへ接続します。

設置場所の近くに専用コンセントがあり、購入するエアコンの電圧とプラグ形状が一致していれば、電気工事は必要ありません。

コンセントの形状が異なる場合はコンセント交換、100Vから200Vへ変更する場合などはブレーカー交換が必要になる可能性があります。

配管をテープ巻きで仕上げる

冷媒配管やドレンホースをまとめ、化粧テープで巻いて仕上げる方法は、標準工事に含まれます。

配管を樹脂製の化粧カバーで覆う場合、化粧カバーの新規取付や既存の化粧カバーを再利用する場合は、別途作業費がかかります。

化粧カバーは見た目を整え、屋外配管を日差しや雨風から保護するために選ばれますが、必須ではありません。

エアコン取付特急便の標準工事料金と作業内容

エアコン取付特急便では、お客様が用意したエアコンの新規取付・交換工事のみも受け付けています。

新規取付工事のみの料金

エアコンの能力新規取付標準工事費
14畳用・4.0kW以下27,500円(税込)
18畳用・5.6kW以上33,000円(税込)

新規取付の標準工事には、取り付け費用、出張費、商品の持参・搬入、室内養生、真空引き、冷媒配管などの部材、設置前清掃、操作説明、諸経費・事務経費が含まれます。

交換工事のみの料金

エアコンの能力交換標準工事費
14畳用・4.0kW以下29,700円(税込)
18畳用・5.6kW以上39,600円(税込)

交換の標準工事には、新規取付に含まれる作業に加えて、既存機器の取り外しとリサイクル費が含まれます。

他社の料金と比較するときは、取り外し費、リサイクル料金、収集運搬費が標準工事に含まれているかどうかも確認しましょう。

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真空引きや養生も標準工事に含まれる

真空引きとは、室内機と室外機を繋ぐ冷媒配管内から空気や水分を取り除く作業です。

エアコン取付特急便では、真空引き作業費を新規取付・交換の標準工事に含めています。

また、室内で作業するスペースの養生、設置前清掃、試運転後の操作説明も基本料金に含まれます。

養生の範囲は室内の交換作業スペースです。マンションのエントランスやエレベーターなど、追加の養生を希望する場合は事前に相談しましょう。

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エアコンの標準工事に含まれない主な追加工事

標準工事の条件を外れると、必要な部材や作業時間、安全対策が増えるため、追加料金が発生します。

主な追加工事と料金は次のとおりです。

配管延長・隠蔽配管

追加工事料金(税込)必要になる主なケース
配管延長1mにつき4,400円冷媒配管・ドレンホースが4mを超える
隠蔽配管作業18,700円配管が壁や天井の内部を通っている
換気・加湿配管延長1mにつき2,200円換気・加湿ホースが4mを超える
エアカットバルブ3,300円気密性の高い住宅でドレンホースから音がする

戸建て住宅の2階から1階へ配管を立ちおろす場合は、配管延長に加えて高所作業費が必要になることがあります。

コンセント交換・ブレーカー交換

電気工事料金(税込)必要になる主なケース
コンセント移設5,500円室内機の位置変更に合わせて専用コンセントを移す
コンセント交換4,400円購入した機種とコンセントの形状が異なる
ブレーカー交換4,400円100Vから200V機種へ交換するなど
アース接地工事11,000円専用コンセントにアース端子がない

コンセント形状と電圧の両方が異なる場合は、コンセント交換とブレーカー交換の両方が必要になる可能性があります。

室外機の壁掛け・二段置き・天吊り

室外機を床やベランダ以外へ置く場合は、専用架台の設置や高所での作業が必要です。

設置方法条件追加工事費(税込)
壁掛け架台再利用8,800円
壁掛け新規設置・交換23,100円
二段置き(上段)新規設置26,200円
二段置き(下段)新規設置31,900円
二段置き(上下段)新規設置・交換55,000円
サービスバルコニー架台不要17,600円
天吊り架台再利用13,200円
天吊り架台交換24,200円

既存架台を再利用できるかは、錆、変形、新しい室外機のサイズ、耐荷重などを確認して判断します。

弊社では天吊り架台の新規設置と室外機の屋根置きは対応不可です。

高所作業や特殊な搬出入

追加作業料金(税込)主なケース
柵越え搬入6,600円柵や塀を越える、腰窓から搬出入する
ハシゴでの搬入16,500円屋外にハシゴを掛けて室外機を搬出入する
エレベーターなし3階搬入6,600円3階以上へ階段で搬出入する
立ちおろし(直下配管)1mにつき33,000円高所で足場移動なしの直下配管
立ちおろし(横配管)50,600円高所で足場移動を伴う横配管

高さや足場の状態によっては対応できない場合があります。

室外機の位置が高所にあるときは、問い合わせ時に写真を用意すると確認がスムーズです。

配管化粧カバー

化粧カバー施工場所料金(税込)
既存カバー再利用室内3,300円
既存カバー再利用室外3,300円
新規取付室内19,800円
新規取付室外8,250円

化粧カバーを使用せず、配管をテープ巻きで仕上げる場合は標準工事費内です。

既存カバーが割れている場合や、新しい配管が収まらない場合は再利用できません。

換気・加湿配管やガス補充

換気・加湿機能付きエアコンの基本的な取り付けは標準工事費内ですが、専用ホースが4mを超える場合は1mにつき2,200円(税込)の延長費が必要です。

配管距離が機種の基準を超え、冷媒ガスの追加充填が必要な場合のガス補充費は22,000円(税込)です。

追加充填が必要になる長さはメーカーや機種によって異なります。

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標準工事で収まるかを判断する設置例

標準工事で収まりやすいケース

標準工事で対応しやすい例
既存の配管穴があり、室内機と室外機が近い
配管の長さが4m以内に収まる
室外機を同じ階の地面またはベランダへ置ける
購入したエアコンに合う専用コンセントがある
配管はテープ巻き仕上げで問題ない

例えば、マンションの居室に室内機を取り付け、すぐ外のベランダへ室外機を置く場合は、標準工事の条件に収まりやすいです。

ただし、配管穴の位置、室外機の搬入経路、コンセントの形状などによって追加作業が必要になる場合があるため、最終的には現地確認が必要です。

追加工事が必要になりやすいケース

追加工事になりやすい例
室内機を2階、室外機を1階へ設置する
配管が壁や天井の内部を通っている
100Vのエアコンから200Vのエアコンへ交換する
室外機を壁面、二段置き、天井へ設置する
配管を化粧カバーで仕上げる
室外機の搬出入にハシゴや柵越え作業が必要になる

追加工事が複数重なる場合は、基本料金に複数の追加費用が加算されます。

電話だけで正確な総額を確定することが難しいため、現地見積もりで確認しましょう。

エアコンを購入する前に確認すること

ネット通販などで本体を購入してから設置できないことが分かると、返品や機種変更が必要になる可能性があります。

エアコンの購入前に設置環境を確認しましょう。

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設置する部屋と室外機の位置

室内機と室外機をどこへ置くか確認します。

設置階が異なる場合や、室外機を離れた場所へ置く場合は、配管延長や高所作業が必要になる可能性があります。

室外機の設置場所が、床置き、壁掛け、二段置き、天吊りのどれに該当するかも確認してください。

配管穴と配管経路

希望する室内機の設置位置に配管穴があるか確認します。

既存のエアコンがある場合でも、新しい本体のサイズによっては配管穴との位置関係が変わることがあります。

配管が壁の内部を通っている場合は隠蔽配管です。

機種によって既存配管を利用できない可能性があるため、購入前に施工業者へ相談しましょう。

コンセントの電圧と形状

現在の専用コンセントが100Vか200Vか、購入予定機種のプラグ形状と一致するか確認します。

メーカーの商品ページの仕様欄には、電源、電圧、プラグ形状などが記載されています。

専用コンセントがない場合や分電盤に空きがない場合は、事前調査が必要です。

エアコンの能力と本体寸法

部屋の広さに合った冷暖房能力を選ぶとともに、室内機と室外機を設置できるスペースがあるか確認します。

カーテンレール、収納扉、火災報知器、窓枠などと干渉しないか、メーカーが指定する左右・上下の余白を確保できるかも確認しましょう。

既存の架台や化粧カバーを再利用できるか

交換工事では、既存の室外機架台や化粧カバーを再利用できる場合があります。

ただし、錆、変形、割れ、サイズ不足などがある場合は再利用できません。

再利用を希望する場合でも、安全性を施工スタッフに確認してもらいましょう。

追加料金のトラブルを防ぐ業者選び

標準工事の内容が具体的に掲載されている

「標準工事一式」とだけ記載されている業者ではなく、配管の長さ、室外機の置き方、真空引き、部材、取り外しなど、含まれる作業が具体的に分かる業者を選びましょう。

追加工事の料金を確認できる

配管延長、電気工事、化粧カバー、特殊な室外機設置など、代表的な追加料金が掲載されていると、見積もり前に費用を想定しやすくなります。

料金表にない工事については、作業前に見積もりを提示してもらえるか確認してください。

施工前に現地見積もりを受けられる

エアコン工事の総額は、設置状況を確認しないと判断できない場合があります。

写真による概算確認だけでなく、必要に応じて現地を確認し、標準工事と追加工事を分けて説明してくれる業者を選びましょう。

見積もりに納得してから施工を依頼できる

現地で追加工事が判明した場合は、作業内容と料金の説明を受け、納得してから施工を依頼することが大切です。

エアコン取付特急便では、無料の現地見積もり後、その場で依頼を決める必要はありません。見積もり内容に納得いただけた場合のみ施工します。

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エアコン取付特急便へ依頼する流れ

電話またはメールで相談する

新規取付または交換のどちらか、設置する部屋、室外機の置き場所など分かる範囲で伝えます。

メーカーと型番、室内機・室外機・コンセント・配管の写真を用意すると、相談がスムーズです。

無料の現地見積もりを受ける

スタッフが現地を訪問し、配管穴、配管の長さ、コンセント、室外機の設置場所、搬出入経路などを確認します。

標準工事だけで取り付けられるか、追加工事が必要かを説明し、新規取付・交換にかかる費用を提示します。現地見積もりは無料です。

内容に納得した場合のみ施工する

見積もり内容に納得いただけた場合のみ施工します。工事完了後は動作確認を行い、リモコンの操作方法をご案内します。

支払いは現金のほか、VISA、Master、AMEX、Dinersのクレジットカードに対応しています。[

エアコンの交換・新規取付はエアコン取付特急便へ

エアコン取付特急便のスタッフ達

「標準工事込みと書かれているが、追加料金がかかるのだろうか。」「ネットで買う予定のエアコンを標準工事で取り付けられるか知りたい。」とお困りのときは、エアコン取付特急便へご相談ください。

弊社では、エアコン本体と標準工事をセットにしたご依頼のほか、お客様が用意した(新品・中古)エアコンの新規取付・交換工事のみも承っています。

現地見積もりは無料です。

配管穴、配管経路、専用コンセント、室外機の設置場所などを確認し、標準工事で対応できるか、追加工事が必要かを分かりやすくご説明します。

電話受付時間は9時から20時までで、年中無休です。無料見積もりフォームは24時間送信できます。

エアコンの新規取付・交換費用を事前に確認したい方は、エアコン取付特急便までお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

エアコンの標準工事とは何ですか?

エアコンを一般的な設置条件で取り付けるための基本工事です。ただし、標準工事に含まれる作業や配管の長さ、穴あけの扱いなどは施工業者によって異なります。依頼前に工事内容を確認しましょう。

エアコン取付特急便の標準工事で取り付けられる条件は何ですか?

配管用の穴があり、冷媒配管とドレンホースが4m以内で、室外機を床またはベランダへ置けること、機種に合った専用コンセントがあること、配管をテープ巻きで仕上げることが主な条件です。

新規取付の標準工事費はいくらですか?

エアコン取付特急便の新規取付標準工事費は、14畳用・4.0kW以下が27,500円(税込)、18畳用・5.6kW以上が33,000円(税込)です。

交換の標準工事費はいくらですか?

エアコン取付特急便の交換標準工事費は、14畳用・4.0kW以下が29,700円(税込)、18畳用・5.6kW以上が39,600円(税込)です。既存機器の取り外しとリサイクル費も含まれています。

どのような場合に追加工事が発生しますか?

配管が4mを超える場合、隠蔽配管、コンセントやブレーカーの交換、室外機の壁掛け・二段置き・天吊り、高所作業、化粧カバーなどが必要な場合に追加料金が発生します。

見積もり後に必ず工事を依頼しなければなりませんか?

いいえ。エアコン取付特急便では無料で現地見積もりを行い、内容に納得いただけた場合のみ施工します。見積もり後にご家族と相談し、後日お返事いただくことも可能です。

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コラム監修者の小嶋豊
監修者
小嶋 豊
自己紹介
代表取締役の小嶋です。当社は「困ったときに、すぐ駆けつける存在でありたい」という想いのもと、スピードと確かな技術力を大切にしながら、エアコンの修理・設置・メンテナンスサービスを提供しております。
保有資格
第二種電気工事士、給水装置工事主任技術者

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